更新日 2017年09月22日
トップページ
削除および発行禁止対象のカテゴリー(30項目)
江藤淳の調査によって、アメリカ国立公文書館分室の資料番号RG331,Box No.8568にA Brief Explanation of the Categories of Deletions and Suppressions,dated 25 November,1946が保管されていたことがわかった。
この「削除と発行禁止のカテゴリーに関する解説」において次のような具体的な検閲の対象カテゴリーが30項目も規定されていた。
検閲で調べられた30の項目
  • 01 SCAP(連合国軍最高司令官もしくは総司令部)に対する批判
  • 02 極東国際軍事裁判批判
  • 03 GHQが日本国憲法を起草したことに対する批判
  • 04 検閲制度への言及
  • 05 アメリカ合衆国への批判
  • 06 ロシア(ソ連邦)への批判
  • 07 英国への批判
  • 08 朝鮮人への批判
  • 09 中国への批判
  • 10 その他の連合国への批判
  • 11 連合国一般への批判(国を特定しなくとも)
  • 12 満州における日本人取り扱いについての批判
  • 13 連合国の戦前の政策に対する批判
  • 14 第三次世界大戦への言及
  • 15 冷戦に関する言及
  • 16 戦争擁護の宣伝
  • 17 神国日本の宣伝
  • 18 軍国主義の宣伝
  • 19 ナショナリズムの宣伝
  • 20 大東亜共栄圏の宣伝
  • 21 その他の宣伝
  • 22 戦争犯罪人の正当化および擁護
  • 23 占領軍兵士と日本女性との交渉
  • 24 闇市の状況
  • 25 占領軍軍隊に対する批判
  • 26 飢餓の誇張
  • 27 暴力と不穏の行動の煽動
  • 28 虚偽の報道
  • 29 GHQまたは地方軍政部に対する不適切な言及
  • 30 解禁されていない報道の公表
「削除または掲載発行禁止の対象となるもの」として30項目からなる検閲指針が纏められ、連合国批判、東京裁判批判につながる一切の言論は封じ込められた。