更新日 2017年09月22日
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歴史に関する言葉の説明
歴史に関する言葉の説明
歴史学 先人の残した記録を読み解き、過去の史実を追求し、時間の経過によって生じた変化の原因、過程、結果を考える学問です。
歴史史料 過去に存在した事象を把握し筋道を立てるのに役立つ材料を「史料」と呼ぶ。紙に書かれた文献史料がすぐに頭に浮かぶが、口頭伝承、金石文、絵画、録音、映像(写真、動画)など様々な種類がある。遺物・遺跡なども広い意味の史料である。
史料批判 史料は一つ一つ、歴史研究を行う上での有効性・信頼度(信憑性)が異なり、これを見極める作業を「史料批判」と呼ぶ。歴史を考察する上で手がかりになるもののことで、紙に文字で書き記された文献や、考古学上の遺構・遺物・遺跡、イメージ史料となる絵画、写真、オーラル・ヒストリー、伝承などを含む。歴史家が歴史を研究・記述する際に用いるあらゆるものが史料である(紙の代わりに古くは木簡・竹簡、粘土板、石板などにも書かれたが、これらは伝世品であれば「文献」と言い、出土品なら遺物と言いわけるのが一般的である)。
歴史観 ある特定の価値判断に基づく歴史への態度
歴史を全体的に把握し、解釈するときの基礎的な立場・考え方。
歴史認識 その時代の道徳心や理念、善悪など何らかの価値観(歴史観)を持って歴史を認識する行為です。歴史認識は歴史を恣意的に、都合良く解釈するための道具になります。歴史認識は史実を踏まえてさえいれば、どんな形でも可能になるので、多くの歴史認識を生みます。歴史認識に沿うように史実を歪めるということも起こります。それ故に人間同士の軋轢に発展するのです。国と国の軋轢に発展するのも、歴史認識が人々の帰属意識のひとつとして根付いているからです。
歴史の概念
〔西洋〕
西欧の歴史は「勢力の変化の記録」であり、その普遍性によって今日の歴史学の根幹となっています。
歴史の概念
〔東洋〕
支那の歴史は「皇帝の正統性の証明」です。天が皇帝の徳を認めたことを内外に知らしめることを目的とします。正統性を支えることが出来れば虚構でも真実でも、史実をねじ曲げようと構わないのです。この様に、東洋の歴史は一地域の君主のためものです。
歴史の概念
〔日本〕
日本の歴史も、当初は「天皇陛下の正統性の証明」として記録が始まりました。明治維新以降、日本にも西欧の歴史の概念が伝播しました。私たちが学ぶ日本の歴史とは、日本の過去の記録ですが、その思想は西欧の発祥なのです。

歴史歪曲

歴史を、自説に都合の良い様に解釈すること。自国に都合の良い様に解釈する場合もあるが、自国の歴史を悪い様に解釈する場合もある。
歴史捏造 歴史を、自説に都合の良い様に作り変える・新しく作り出すことを指す。自国に都合の良い様に作り変える・新しく作り出す場合もあるが、自国の歴史を悪い様に作り変える・新しく作り出す場合もある。
自虐史観 太平洋戦争後の日本の歴史学界において主流であった歴史観を批判・否定的に評価する側が用いる造語である。彼らの主張は、戦後の歴史観を自国の歴史の負の部分をことさら強調し、正の部分を過小評価し、日本を貶める歴史観であるとみなしている。
内政不干渉原則 国家は国際法に反しない限り、一定の事項について自由に処理することができる権利をもち、逆に他国はその事項に関して干渉してはならない義務があるという、国家主権から導出される原則をさす。そしてこういった、国家が自由に処理できる事項のことを国内管轄事項または国内問題という。