更新日 2014年08月17日
トップページ
『朱子学』とは?
『朱子学』は、支配するために発展した儒教の学派
『朱子学』は朱熹によって系統づけられ、それまで「仁」が重要視されていた儒教に対し「礼」を最重要視するようになった。「礼」の関係は言わば上下関係であり、中国の皇帝が臣民を統治するために都合良く系統づけられた、支配のための教えである。
儒教が必要となる国家は、元々国内が乱れ、国民が強い不満を持っていた。その不満を押さえ込み、国内の乱れを封じる為に『朱子学』の教義を利用したのである。
朱子学は13世紀には朝鮮に伝わり、朝鮮王朝の国家の統治理念として用いられた。朝鮮はそれまでの高麗の国教であった仏教を排し、朱子学を唯一の学問(官学)とした。
李氏朝鮮時代に両班たちは日常生活にまで朱子学を浸透させて、知識人・道徳的指導者を輩出する身分階層を独占した。支配階級のための実践的な思想で、身分制度の尊重と君主に従うことを説いている。それが李氏朝鮮時代の社会の発展を停滞させた一因になっている。政治・経済・文化・道徳などが成熟されないままで李氏朝鮮末期を向かえる事になった。今日でも朝鮮の文化・国民性に大きな影響を与えている。